三潴地区の特産品は、「黒松、酒、ハトムギ」です。
（黒松）
　久留米市は、日本三大植木産地のひとつで、特に三潴地区では庭園・観賞用の黒松の生産が盛んです。この黒松は、百数十年の歴史と伝統があり「みづまの黒松」の名で全国的に有名です。
　常緑樹の松は、古来より若さや不老長寿の象徴として重宝され、庭園や公園など、私達の身近で、落ち着いた雰囲気をかもしだし、日本人の心を癒します。
　現在、三潴地域には15軒ほどの植木業者が集まり、黒松の植栽規模は日本一です。
（酒）
　筑後平野の豊かな実りと、九州一の大河・筑後川が生み出す豊かな水。これら恵まれた自然環境に杜氏の確かな腕が加わって、三潴地区では古くから酒造りが行われてきました。
　現在、三潴地区では４軒の酒蔵があり、長い歴史と伝統を受け継いだ酒造りが行われています。
（ハトムギ）
　三潴地区は九州でトップクラスのハトムギ生産地です。
　ハトムギはイネ科ジュズダマ属の穀物で、９〜10月に収穫されます。
　ビタミンB群やアミノ酸を多く含み、利尿作用や新陳代謝の活性化、肌荒れなどの改善に良いとされ、中国では漢方薬として利用されてきました。
　ハトムギは、乾燥、殻などを取る精製作業を行い、お茶・コーヒー・味噌・パン・クッキーなどを製品として販売しています。